【ミャンマー地震】4月23日13時~個別インタビューのご案内 最新の保健医療分野のニーズ・中長期的な支援のあり方

~現地で活動中の日赤看護師がお受けします~

日本赤十字社(本社:東京都港区、社長:清家 篤)は、3月28日に発生したミャンマー中部を震源とする地震への対応として同国に看護師を派遣し、ミャンマー赤十字社と協力しながら、被災地のニーズ調査および今後の支援計画の策定を行っています。
地震の発生から間もなく1ヶ月。同国では現在も20万人近くが避難所などでの生活を余儀なくされています。下痢や赤痢の症状が報告され、今後さらなる感染症の流行も危惧されるなど、保健医療ニーズは依然として高い状況が続いています。
明日4月23日に、同国で活動中の看護師がメディアの皆さまに、被災地の最新の保健医療ニーズと、今後の復興も見据えた中長期的な支援のあり方について、現地からオンラインにて個別インタビューに応じます。この機会にぜひご取材ください。

開催概要

1 取材受付時間帯
  2025年4月23日(水)1300分~1430分(日本時間)
  ※上記の時間帯で、個別インタビューを受け付けます。
  (1社あたり2030分程度を想定。希望多数の場合は複数社同時に実施する可能性あり)
 2 形式
  オンライン(Microsoft Teams)
 3 取材対応者
20250422-473fdcf1ef1d6b901f30fb9a102a72ff20620c9d.png  ■氏名  
   苫米地 則子(とまべち・のりこ)
  ■所属
   日本赤十字社医療センター 国際医療救援部副部長(看護師)
  ■同災害における役割・活動内容
   国際赤十字全体での保健医療分野の活動計画(活動場所や活動内容、人員や資機材等必要な体制)の策定や調整
   4月16日~18日 マンダレーにてミャンマー赤十字社が実施する巡回診療チームに帯同
   4月19日 サガインでミャンマー赤十字社による救援物資配布や巡回診療チームによる活動に帯同

<過去の派遣歴等>
1997年にスーダン紛争で国際救援活動に携わって以来、計19回の国際派遣を経験。地震救援では、2001年インド地震、2010年チリ大地震、2015年ネパール地震救援等で活動。2018年には世界最大といわれるバングラデシュ南部避難民キャンプにて医師・看護師などをまとめるチームリーダーを務めたほか、2020年には横浜港に停泊する乗員乗客3711人の大型クルーズ船内で、未知のウイルスに対応する救護班の総括調整者として活動した。2021年世界中の看護師にとって最高の栄誉である「フローレンス・ナイチンゲール記章(第48回)」を受章。

 4 インタビューでお伝えできる主な内容
  ■被災地の現状と支援ニーズ
   ・マンダレー市内の保健・医療インフラの状況
   ・水・衛生環境(感染症のリスク、住民の意識、ワクチン接種率による影響など)
   ・支援物資の到着・配布状況
   ・特に支援を必要としている人びと(政情に伴う国内避難民が地震によってさらに被災)
  ■ミャンマー赤十字社の活動状況
   ・巡回診療チームの活動状況(3チームが稼働。衛生啓発活動も実施)
   ・サガインの巡回診療チーム活動時の状況(高血圧や糖尿病、皮膚疾患などの症状が多い)
   ・ミャンマー赤十字社のボランティアの活動状況
   ・サガインの救援物資配布ポイントでの被災者の様子
  ■今回の被災状況の特徴、今後の課題と国際社会に求められる支援
   ・これまで数多くの救援現場を見てきた経験を踏まえた今回の災害
   ・今後予想される保健ニーズや課題、他の被災地との違いなど
   ・求められる支援について

<海外における過去の災害派遣との違い(苫米地自身の経験より)>
長引く国内における紛争により、地震発災前から避難を余儀なくされ、サガイン地域、またマンダレーにもIDP(国内避難民)キャンプが多数存在しています。今回の地震災害で、一部住居や、施設が倒壊するなど被災し、避難生活の上に地震被害が重なり、被災された人びとの心理的負担は増しているといいます。
私はこれまで、2001年のインド地震以降、赤十字の緊急救援活動に携わる経験が幾度かありました。2015年ネパール地震では、発災当日に連絡調整員が現地に入り、翌日には先遣隊(自身含め)が派遣されました。その後も世界ではさまざまな災害・人道危機が発生していますが、過去には海外からの支援を必要していた国々も、自国のキャパシティーで対応する傾向があり、緊急時における「プッシュ型」支援の在り方については問われているように思います。今回のミャンマー地震救援においても、国際支援の形の変化を感じています。

 5 申し込み方法
   URLまたは二次元コードからお申し込みください。
   参加申し込みフォームの登録完了後、登録確認メールが自動送信されます。
   迷惑メールの設定をされている方は、[email protected]を解除いただくよう設定ください。

20250422-233ac90af90ca94d0532b9bfbe12ac4fd0de94bb.png  ・URL:https://forms.office.com/r/nXscP7AWHq   
  ・締切:4月23日(水)11

20250422-f789efc6fe2059787040f6420aae6a73fd5cf18c.jpgマンダレーに到着した苫米地看護師(一番右)。
発災以降、ミャンマー赤十字社職員からの情報収集や
今後の活動についての協議などを継続している。
©JRCS/MRCS/IFRC

20250422-2974e2307b0489bf1cc0c77d8659a92056314abb.png被災地で飲料水を必要とする人に清潔な飲料水を無料で配布する
ミャンマー赤十字社©MRCS

20250422-77cbfda6f88f54e43db88a411b1c3f9b2aa59cb6.png防水シートやビスケットなど、ミャンマー赤十字社からの
救援物資を受け取る被災者©MRCS


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屋外で診察や手当を行うミャンマー赤十字社巡回診療チーム©MRCS

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